Nanairo / Serectshop Chiangmai Thailand

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Nanairo / Serectshop Chiangmai Thailand

タイ北部の街チェンマイ
城壁に囲まれた旧市街の北東、プチ旅行者街ともなっているムームアンソイ<小道>6の真ん中にある、Nanairo日本人経営のセレクトショップで、メインの家屋では洋服や雑貨などを扱い同じ敷地内にはcafeなどもあり、ライブやDJイベントなどを定期的に行いチェンマイでのカルチャーシーンを発信する場ともなっています。
今回はNanairoオーナーの佐藤氏にインタビューしました。

オーナー 佐藤真也さん
こんにちわ。nanairoが今のこの場所にできた経緯を教えてください。

nanairoはもともとバンコクのサトーンで立ち上げて2年ほどサトーンで経営しそののち2011年にチェンマイに移転しました。
チェンマイに移転した理由は、娘が産まれてひと月頃たったときにバンコクでの大洪水が起きたのでチェンマイに家族で避難し、そのままチェンマイに移住して、その後お店も移転させたんです。
チェンマイに移った最初はこの同じsoi6の入り口辺りで2年経営後、今あるソイ6の真ん中に移転してきて今で6年目かな。

Nanairoで取り扱ってる商品についておしえてください。

服は自分でプロデュースしてるmoohutteというブランドと、バンコクで展開してるTRAPS / WANAの2ブランドを柱に、アクセサリーなどは友達の作家のものなどを置いてます。

moohutteの意味は?

Moonはもちろん月、hutteはドイツ語で小屋という意味で、僕はもともと登山をしててガイドをしながら小屋暮らしが長かったのでそこからとりました。

服のデザインや素材は?どこで作ってますか?

コットン、ヘンプ、リネンなど自然素材の生地をメインに、日常でも着れて、旅でも着れるラフな感じをイメージして自分でデザインしてます。縫製は、自分たちの小さな工房がバンコクにあるので大体の商品はそこで縫製してますね。チェンマイで縫製するものもあるのだけど、チェンマイででは手縫いとか草木染とかチェンマイ独自のものをつくりますね。

さきほど登山ガイドをしていたと聞いたのですが登山はいつ頃してたの?

20歳の時に右足靭帯を切っちゃって、そのリハビリとして登山をするようになり、僕の出身は福島県なんですが、長野に移住して登山ガイドをしながら山小屋で10年ほど暮らしてたんです。その移住してた期間の半分はネパールにも行ってたんですよね。ネパール滞在中も登山生活がメインで、その傍らヘンプのバックのデザインをして作って日本の友達のお店などに卸してましたね。

登山と今の仕事の中で共通することありますか?

登山で得た忍耐力が今の海外暮らしと仕事をしていく上で大変なときに役立ってます。精神的に登山で鍛えられた感じですね。

店内からの中庭風景
ネパールと長野での生活を終えて、タイに移住したんですよね?

はい。当時すでに日本からバンコクに移住して仕事をしていた今の奥さんとバンコクで出会い結婚し、タイに移住してきました。

Nanairoにはどんなお客様が訪れますか?

世界中の人が来てくれますね。タイ人も最初は少なかったけど、ここ数年で地元のタイ人やバンコクからも来てくれるようになった。年齢層は幅広いですね。

moonhutteオリジナルシャンプーあるよね。あのシャンプー使い心地よくって好きなんですが、そのシャンプーについて教えてください。

コブミカンシャンプーですね。

最初に作ったきっかけはエコなど、環境などについて考えたときにチェンマイのおばあちゃん世代の人が、昔からこぶみかんを頭髪につかってるのを知ってて、それを商品化したいとおもい作りました。レシピはチェンマイのご老人から教えてもらいましたよ。日本からだとパヤカのオンラインストアで購入してもらえますよ。

moonhutteの服を取り扱ってるお店は日本にありますか?

神戸の元町の高架下、インペリアルという店でのみ扱ってます。あとはnanairoの海外通販もあります。

佐藤さんはたまに日本にいってイベント出店もしてますよね。最近の日本状況はどうみえますか?

日本全体が消費がおちてるので購買までは結びつくのは難しいけど、イベントにでたときは服を試着してもらったりしてるから反響はあるんじゃないかな。

nanairoではよくイベントもしてるよね。どんなイベントがメインですか?

最近DJイベントがふえたけど、基本はライブイベントをしてます。友達つながりでいろんな国のミュージシャンがきて演奏していきますね。nanairoの名は願いをこめてつけてて、もちろん七つの色の意味合いだけどたくさんの色合いという意味でここではとってて、ここに来るそれぞれの人の持つ色がこの場所で交わり交流する事により、いろんな新しい色がもっと生まれ広がっていく、人と人との交流の場所になればいいなと想い、この名前につけました。望みは世界平和ですね。国民レベルで厚く、人種、国に関係なく人々が繋がっていたら、上が争いを望んでも阻止する事ができるのではないかと。。

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そういう話はお客様ともよくする?

お店に来る色んな国のお客様と話してると平和につながる話にはよくなりますよ。

Pray for Japan Tシャツありますよね?あれはいつつくったの?

311の後につくったTシャツで、被災地へのチャリティー用につくりました。Tシャツのデザインも平和への祈りを込めてつくりましたよ。そうそう、nanairoではガンジーTシャツもあります。

このままチェンマイでお店をしていこうとおもってますか?

先のことはまだわからないけど、ここ10年近くで繋がってきたタイ人の友達などと少しづつやれることも増えてきてるので、チェンマイに居れる限りは居てたいですね。子供を育てるにも環境がいいので、そういう面からみてもチェンマイでの生活は魅了がありますね。